クワドリンガル

国際結婚をして外国に住んでいると、良く聞かれるのが子供たちの言語について。

オランダに移住して6年、9歳の息子と、5歳の娘、二人ともすっかり4か国語を話す、マルチリンガルキッズ、クワドリンガルとなりました~。

話す言語はズバリ、オランダ語、日本語、マケドニア語、そして英語。

私は息子が生まれた時から子供の言語習得に興味を持ち、夫とも家庭での方針を決めて、言葉に気を付けながら生活してきました。オランダに移住すると決めた時から、住む国の言語を習得できるよう子供達には現地の学校に通わせようと決めていましたが、子供の言語吸収力は本当に無限大のようです。

二人ともお喋りなこと、間違いをあまり気にしないこと、あまりシャイではないこと、など、性格も関係してくるのかもしれませんが、誰とでも臆せずしゃべることで、どの言葉もどんどん吸収して、あっという間にしゃべれるようになりました。

ただ、言語レベルはバラバラで、どの言語も同じくらい喋れるという訳ではありません。

毎日オランダの学校へ通い、オランダ語でお友達と遊び、オランダ語で勉強しているので、遊ぶ時の言語はオランダ語。上の子は日本では小学四年生。オランダ語の読み書きも問題ありません。生活の中で使う頻度が多いので、子供たちにとっては第一言語かもしれません。

オランダには日本人もたくさんいて、日本人幼稚園や、日本人学校もあり、日本語を学べる環境や、日本語で話をする機会がたくさんあります。

私の子供たちも平日はオランダ現地の学校に通いながら、日本人幼稚園の週一コースや、日本語補習校に通い、日本人のお友達もでき、日本語はオランダ語と共に定着していっているようです。

そして難しいのがマケドニア語。周りにマケドニア人のお友達がいないので、マケドニア語で他人と話をする機会が圧倒的に少ないのです。それでも主人は一貫して子供たちとはマケドニア語で会話をし、返答も必ずマケドニア語でさせているので、日常会話は問題ありません。

また、オランダに来てからも夏休みにはマケドニアに帰り、1か月半ほど滞在するので、その間にいつもマケドニア語力がぐ~んと伸びます。昨年の夏は息子は近所の子たちと仲良くなり、マケドニア語でもっと会話できるようになりたい!と思うようになったようです。主人やバーバに分からない言葉があると、”これはどういう意味?”、”こう言う時は何て言うの?”と、探求心が芽生えたようで驚きました。

話したい!という気持ちがあることも言語習得にはとっても大事なポイント👆なんだと思います。

英語に関しては、私たちから教えたことはないのですが、私たち夫婦間の会話が英語であること、日常に英語があふれていること(オランダでは英語で話す人がたくさんいます。)で、自然と身に着いていっているようです。

オランダは英語を母語としないヨーロッパ諸国の中で、英語を話せる人が最も多い国、と言われているのですが、本当にほとんどのオランダ人が英語で話せます。これはアムステルダムやその近郊の都市部のことで、もっと地方に行くとオランダ語しか話してくれない人がいる、ということも聞くのですが、とにかくオランダの英語教育は成功していると言えると思います。オランダの学校に通っていれば勝手に英語が喋れるようになっている、と聞いたこともあるくらいです。

そんなことで、子供たちの言語の習得状況について少しお話させていただきましたが、言語習得って本当に奥が深い!子供たちをみていると、モノリンガルの私には全く分からない、感じたこともないような葛藤もあるようで、今までに私が面白いな~、へ~、なるほどな~、と感心した、言葉に関するエピソードなどもこれからどんどん投稿していきたいと思います!!

オランダ移住

最後の投稿よりかなりの年月が経ってしまいました。

そして突然の報告ですが、私たちオランダへ移住しました。

しかも移住してもうすぐ6年(笑)

色々なことがあり過ぎて何から書けばいいかも分かりませんが...

マケドニア人の夫とその子供たちがいる私にとって、切っても切れないマケドニアのことと、現在暮らしているオランダのことと、ただただ日常をまたまた綴っていこうと思います。

私がブログをサポっている間に、マケドニアは北マケドニアと国名も変わってしまいましたが( ゚Д゚)、

「北マケドニア」と呼ぶことを好まないダーリンに敬意を払い、私は今後も

「マケドニア」、とよぶことにします。

では、今日の締めくくりは、私の大好きな春のショット(4年前のデンハーグよりww)。

今年のオランダは3月はとても天気が良く、写真のように気持ちの良い日が多かったのですが、4月に入った途端、雪、雨、暴風の荒れた天気が続いています。天気が悪いと気分も落ち込んでしまうので。。。

早く青空を仰げますように、と願いを込めて♡♡