オランダ移住

最後の投稿よりかなりの年月が経ってしまいました。

そして突然の報告ですが、私たちオランダへ移住しました。

しかも移住してもうすぐ6年(笑)

色々なことがあり過ぎて何から書けばいいかも分かりませんが...

マケドニア人の夫とその子供たちがいる私にとって、切っても切れないマケドニアのことと、現在暮らしているオランダのことと、ただただ日常をまたまた綴っていこうと思います。

私がブログをサポっている間に、マケドニアは北マケドニアと国名も変わってしまいましたが( ゚Д゚)、

「北マケドニア」と呼ぶことを好まないダーリンに敬意を払い、私は今後も

「マケドニア」、とよぶことにします。

では、今日の締めくくりは、私の大好きな春のショット(4年前のデンハーグよりww)。

今年のオランダは3月はとても天気が良く、写真のように気持ちの良い日が多かったのですが、4月に入った途端、雪、雨、暴風の荒れた天気が続いています。天気が悪いと気分も落ち込んでしまうので。。。

早く青空を仰げますように、と願いを込めて♡♡

マケドニアで妊娠&出産 その2

マケドニアでの妊娠&出産について綴っていこうと思いつつ、
すっかり時間がたってしましました。
が、妊娠12週に受けた血液検査についてお話したいと思います。

それは日本でもよく耳にする出生前診断のひとつであるトリプルマーカーテストです。
ダウン症検査とも呼ばれているそうで、その名の通り、
胎児のダウン症やその他の異常がないかどうかを調べる検査です。
日本では年齢によって違うのかもしれませんが、希望すれば受けられる検査ですが、
マケドニアではほぼ義務的に受けなければいけない検査です。

前回お話したように、私は義妹と同じ病院で検診を受けており、
「12週に血液検査をするよ~。」
と聞いていて、特に自分の妊娠経過に何の問題もないと思っていた私は
「そうなんだ~。」
というくらいの軽い気持ちで、当時は何の検査なのかも良く分からないまま
その検査を受けました。

ですが・・・
その結果があまり思わしくなかったのです。

こちらの検査は血液検査に加え、胎児のスクリーニング検査も同時に行います。
まず、血液検査ではPAPP-Aとfb-hCGという2つのホルモンの数値を調べます。

これは検査を受ける国や検査機関によって表記方法が少しずつ違うようなので、
詳しい説明は省かせていただきますが、っていうか、詳しいことは良く分からない
のですが(笑)
その値がどちらも1.0前後であれば正常なのだそうです。
また、PAPPのCorr.MoM値が低く(0.6以下)、hCGのCorr.MoM値が高い(2.0以上)と
胎児に異常がある確立が高くなる、のだとか。

そんな私の結果は、
PAPP-A 10mlU/ml Corr.MoM 2.09 → 異常値
fb-hCG 200ng/ml Corr.MoM 4.93 → 異常値

特にこのhCGのMoM値が4.0以上というのは、限界値に近いくらい異常に高いことになるようです。

また、スクリーニング検査では、胎児の鼻の骨の有無、足の長さ、首の後ろの浮腫みなどを調べます。
NT=後頭部の浮腫みが3㎜以上で、手足が短いとダウン症の可能性が高くなり、
鼻の骨が形成されていない状態は発育不全の可能性があります。

この検査では、ホルモン数値とスクリーニングの結果と併せて
胎児異常の可能性の確立が判定されるのです。

私の場合、ダウン症の可能性が
年齢リスク 1:533
ホルモン数値の結果のみでみると 1:351
スクリーニング検査の結果と合わせると 1:1751
全ての情報から胎児異常の可能性は 1:10000
と判定されました。

担当医にはスクリーニング検査の結果は特に問題なく、結果の確立も
1:10000 と判定されていることからもあまり心配することはない、と告げられ、
念のため2週間後にもう一度スクリーニング検査をしましょう、
と言うことになりました。

それからというもの、夫と2人、ネットで色々調べまくりました。
そして、調べれば調べるほど不安が募る日々。
もちろんネット上の記載内容はどれも不確かで、
どれも人それぞれの結果があり、
その情報を自分に当てはめることはできません。
し、してはいけないことだと思うのですが、
ただ、どこを見てもhCGのMoMの値が4.00以上であるのは異常。
なんで?
どうして??
どうすればいいいの???
お腹の赤ちゃんは大丈夫なの????
と、何をしていても考えずにはいられませんでした。

ちなみにこの検査で異常がなかった義妹の数値は
PAPP-A 5.1mlU/ml Corr.MoM 1.51
fb-hCG 57.3ng/ml Corr.MoM 1.65

ホルモン数値の結果のみでみると、ダウン症の可能性は 1:2478
スクリーニング検査の結果と合わせると 1:10000
と判定されています。
妊娠時の年齢もほぼ同じなので、ホルモン数値の結果のみで見た場合の確立が
全然違うのがお分かりいただけるかと思います。

色々調べ、色んな人のブログも読み漁りました。
ある人は HCGの値が4を超えており、PAPPも0.3以下で
ダウン症の確立が1:1と告げられたと記載している人もいました。
義妹の友人はこの検査で全く異常がなく、その後の妊娠経過も良好だったけれど、
産まれてきた子がダウン症だった、ということもあったそうです。
この検査で得られる結果はあくまでも確立。
例え可能性が1:10000であっても、その10000人のうちの一人になる可能性だってあるのです。

少し膨らみ始めたお腹が愛おしく、ここに命があるんだ、と実感し始めた時だったので
血液検査の結果に明らかに異常があり、それによって
このお腹の子供が何らかの障害を持っているかもしれない、と
考えざるを得ない状況に陥ったことはとてもショックなことでした。

今まで頭の中では
妊娠する、ということはリスクとも隣り合わせ。
何が起こるか分からない。
と思いつつ、
自分の子供は大丈夫、というような根拠のない自身があり、
何が起こるか分からない、
と思いつつも、出生前診断の問題と自分は無縁だと思っていたのです。

色んな事を考えました。
この結果を受けて、子供が健康に元気に産まれてきてくれることは
本当に奇跡的なんだ、と思いました。
元気に産まれてきてくれたら、それでいい、と心から思っていたけど、
一人目は男の子だったし、二人目は女の子がいいな~?
なんてことばかり考えていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

そんな複雑な思いを抱えた今回の妊娠生活ですが、この後の経過について
また次回のブログに綴りたいと思います。

マケドニアの医療事情 その1

マケドニアの医療保険制度は日本のものとだいぶ違うと思います。
なんだか複雑で、マケドニアに来た頃より、よく分からないことがあるのですが、
今でも”?”と思うことが色々あります。
医療保険の費用は収入によって違うのは日本と同じですが、
なんだか曖昧な点が多く、
聞く人聞く人みんなちがうことを言ったりするので、
やっぱり、よく分からない(´o`?のですが、
私が知っていること、をいくつかご紹介したいと思います。

まず、一番の違いは、
公立病院では保険が効くけれど、私立病院では保険が効かないということ。
私立病院にかかりたければ、医療費は全て自己負担なのです( ̄Д ̄;;

例えば、子供の医療費は保険に入っていれば、公立病院ではタダですが、
私立病院だと、一度の診察に1000デナル(約2000円)ほどかかります。
もちろん診察内容によってもその費用は変わり、
血液検査や細菌検査、点滴治療などをすると、それに伴ってお値段も上がります。
大人の診察料も公立病院では100デナル(約200円)またはそれ以下だったりするところ、
同じ診察内容でも私立病院では1000デナル、2000デナルとかかります。
日本のように保険が効かないとびっくりするほど高い!ということはないのですが、
公立と私立ではやはり費用がかなり違ってきます。

とは言っても、私立病院ができるようになったのも、最近(10年程前)のことだそうで、
例えばダーリンの故郷、スツルガには私立病院はありません!
なので、マケドニア人の多くは、まず公立病院に行くというのが一般的です。
そんな公立病院に対する私の印象は、大抵どこも建物がとても古くて、うす暗いな、
というもの。
電子カルテを使っているところもほとんどなく(見たことないかも?)、
紙ベースで患者さん情報が管理されており、とてもアナログ的です。
反対に私立病院は外観、内装共に新しく、明るく、事務や看護師さんたちの対応も
格段に良い印象があります。

ともあれ、私達も一応保険に入っており、普段子供が病気をした時は
内心”古いな~”と思いながらも公立病院にかかっていました。
でも、子供(現在3歳)が1歳になったばかりの頃に気管支炎になり、
その頃から何かあると、私立病院にかかるようになりました。
決め手はやはり設備と対応の良さでしょうか。

その時は、風邪をこじらせいつまでも咳が続いていた子供が高熱を出し、
いつも通っていた公立病院の小児科に行くと、
小児気管支専門の別の公立病院を紹介され、
そちらで数日間入院するよう言われました。
そこの先生は小児気管支専門でマケドニアでもトップの先生だと聞いていたのですが
診察室から病室の様子まで、本当にここで大丈夫だろうか・・・と
思わず不安になってしまうような設備なのです。
看護師さんたちの対応も悪く、熱を出してぐずっている子供を抱いて、
どこに行けばよいのかも分かりにくく、ひたすら待たされていたのですが、
ダーリンが私立病院にも小児気管支専門の先生がいる、ということを調べ、
結局先生に会う前にそちらに移ったのでした。

その私立病院での治療は一日に二回の点滴と吸入器による治療。
もし朝夕二回の点滴に通えるのであれば、入院はしなくてもいい、とのことでした。
もちろん外出は禁止ですが、子供にとっては家が一番。
少々大変でしたが、一日二回の点滴に一週間毎日病院に通いました。
費用はおよそ一週間で400ユーロ程。
入院していれば、部屋代も一日当たり100ユーロ程かかっていたようです。
これが公立病院だったら入院費も含め全てタダだったのですが、
それを払ってでも私立病院の方が良かった、と思えるほどだったのです。

私たちの子供は気管支が少し弱いようで、その後も少し体調を崩すとすぐに
胸がゼーゼー鳴り出して、熱が出たりするので、
3歳になる頃まではその度に病院にかかっていましたが、
ドクターもいつも同じ方に診てもらえ、信頼感もあり、
私立病院の方が、色々なことに関してストレスが少ない感じがします。
また、私立病院では外国人の患者も多いため、あまり流暢ではない方が多いですが、
英語での対応もしていただけます。

ただし、マケドニア人の一か月の平均給料は400ユーロとも言われており、
そう考えると私立病院の医療費は、かなり高いのではないかと思います。
そして、公立病院は建物や設備こそ古いですが、腕の良い先生が多い、と
言われているのも確かです。

と、ほとんど私立と公立の違いにフォーカスした話ばかりになってしまいますが、
もう一点私が驚いたことをご紹介したいと思います。

それは、私立病院の先生が書いた診断書は公式文書にならないということ。
昨年ダーリンの妹が妊娠し、私立の産婦人科に通っていたのですが、
彼女は妊娠中期に羊水過少と診断され、しばらく入院し、
その後も自宅で安静にしていなければいけなくなりました。
もちろん仕事に出かけることもできず、病欠の診断書を提出する必要があったのですが、
病欠の診断書は私立病院のドクターが書いたものは有効ではないのです。
そのため、正式の書類を書いてもらうためだけに、彼女は公立病院の産婦人科にも
通わなければならなくなったのです。
彼女は出産も私立病院ですると決めていましたが、私立病院の診察と併せて、
公立病院にも定期的に通い、なんだかんだと妊娠中期以降、
ほぼ毎週のように病院に通っていました。

をの他にも、日本と違うな~と思う医療事情が色々とあるので、
また次回のブログにそのことも綴っていきたいと思います。

マケドニアで事故る

最近マケドニアの首都スコピエでは交通事故が多発しており、
市内の道路を走る時の最高制限速度は50㎞に変わったそうです。

そんな規則が変わるもっと前のこと、私たちも交通事故に遭ったことがあります。
そのまた事故に遭う前のこと、ダーリンとドライブ中に、玉突き事故の現場を通り過ぎたことがあり、
”マケドニアでは事故を起こしたら警察呼ぶの?”と聞いたことがあります。
すると返答は、
”当事者同士で解決できる場合は呼ばないけど、解決できない場合は呼ぶ。”
というような何とも曖昧なもの。
”そうなんだ~・・・”
と、その時は思っていたのですが、実際に事故を起こしてやっぱりそれじゃダメだと気付かされました。

それは小雨の降る日曜日、車も少ない昼過ぎのことでした。
私たちはそんなに急いでおらず、前の信号が黄色になったのを確認し、スピードを落とし、交差点に入る前にちょうど赤になったので、そのまま止まりました。
その時ちょうど隣の車線の車がびゃー!っと走って行ってしまったので、
”赤なのに行っちゃったね~”とダーリンと喋っていると、突然
どーーーーん!!!
とすごい衝撃音とともに、自分の体にも衝撃を受け、
一瞬何が起きたか分からなからず困惑している私をよそに、
ダーリンはすごい剣幕で車を飛び出し、後ろの車に文句を言いに行きました。
そこで、”あぁ、後ろから衝突されたんだ・・・”と気付く私。

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幸い誰も怪我はなく、損傷もそこまでひどくなかったのですが、後ろの車の運転手とダーリンが揉め始め、
ダーリンは”警察を呼ぶ!”と電話をかけようとするのですが、
彼は”呼ばないでくれ”、の一点張り。
とにかく”逃げられたらおしまいだから写真撮っといた方がいいよ。”
とダーリンに忠告し、即事故現場をぱちぱちと写真に収めました。

もちろん、私たちは赤信号で止まっていたので、後ろから衝突してきた方が悪いのは明らかです。
警察を呼べば彼の免許の点数がひかれるか、または400ユーロの程の罰金になります。
400ユーロはマケドニア人の一カ月の平均給料だと言われています。
なかなかぱっと出せる金額でありません。
”だったら車の修理代は全部払え”、とダーリン。
すると今度は信号が赤じゃなかった、とか言い出す運転手さん。
現場で揉めていると、彼の義理の息子という人がすぐにやってきて、ダーリンもこういうことに詳しい友人を電話で呼び出し
事故車の横で大人5~6人が集まって話し合いになりました。
でも雨もだんだんきつくなってきて、ここでは解決できないから、
”すぐそばにある私の事務所に来てくれ”、と運転手。
しぶしぶ現場を離れ、事故った車で事務所まで同行しました。
すると、なんと彼、弁護士さん。
ま~ぁそこでも揉めに揉め、あーいえばこうの繰り返し。
幸い保険に入っていましたが、彼らは全額支払いたくないがために、色々といちゃもんをつけてきます。
揉めながら保険の書類に義理の息子さんが互いの運転手の名前、免許証の番号、事故の状況などを書き込んでいきます。
すると、ふいに彼の手が止まり、何事かと思えば、なんとその運転手のおじさんの免許証の期限が切れていたのです!!

さぁ、これは大変。こんなことがばれたら免許は取り消し、
罰金は何倍にも膨れ上がります。
修理代だけの話どころではありません。
すると今度は、”義理の息子が運転していたことにしておいてくれ!”、とのこと。
”なんじゃそりゃーーーーー!!!!!”
ダーリンもぶち切れです。
私も呆れ果て、空いた口がふさがりません。
まぁ、揉めること揉めること、2~3時間はその事務所にいたのではないでしょうか。
損傷は酷くなかった、と言っても、トランクの蓋は曲がり、きちんと閉まりません。
これは弁償していただかない訳にはいかないですよね。

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その後も色々と揉めましたが、なんとか車の修理代は全額カバーしてもらい、この件は終わりました。
が、お昼寝をした息子をお義母さんに預けて、久々にちょっとリラックスして買い物に出かけたはずが、とんでもないことになってしまいました。この揉めた時間、返してほしいです。
そして、怒りによる精神的ダメージ、同じ交差点に差し掛かるとつい事故のことを思い出したり、赤信号で止まっているとまた後ろから衝突されるんじゃないか、というトラウマ、こんなちょっとした追突事故でも大変でした。

ダーリンは”次事故った時には絶対に何がなんでもすぐに警察を呼ぶ”、と言っておりますが、
そりゃそうですよねヾ(- -;)
まぁ、次はない!と信じたいですが・・・。