マケドニア人の名前

マケドニアには、
チャイコフスキー、ドフトエフスキー、スワロフスキー
といったロシアや東欧に多い
○○スキーさん、という姓の方がとてもたくさんいらっしゃいます。
私のダーリンもそんな例にもれず、○○スキーさん。
この○○スキーですが、女性になると、
○○スカ、と女性名詞に変わります。

○○スキーというのは、”○○地方の人”というような意味があるそうで、
例えば、”日本人”はマケドニア語で、男性なら”ヤポンスキー”、
女性なら”ヤポンスカ”、というのですが、
上記のチャイコフスキーであれば、
チャイコフ地方の人、というような意味になるそうです。

私もダーリンと結婚して、そんな○○スキーさんの仲間入りをしましたが、
私の友人や知り合いで国際結婚をした人は、姓を変更せず
日本名を残す、という人が多くいます。
それは結婚した相手のお国柄によっても異なるようですし、
日本で暮らす場合外国姓だと色々と不便というこもあるようです。
国際結婚では夫婦別姓でも良く、配偶者の姓をとるか
日本名のままにするか選べるので、
選択肢があるとなると、少し悩んでしまいますが・・・
私は三人兄弟の真ん中で、兄と弟がいる、
ということもあり、
結婚をしたら姓を変える、というのはごく自然な考えでした。
また、せっかく結婚して一つの家族になるので、
一緒の名前がいいかな、という思いもありました。

ただ、本当は○○スカという姓をもらおうと思っていたのですが、
日本では男性名詞や女性名詞という区別はありませんし、
手続きがとっても大変なんです。
まず夫と同じ○○スキーで入籍手続きをした後、
何日以内、という決められた期間内に家庭裁判所へ行って
○○スカになる変更手続きをしなければなりません。
また、夫(外国人)は戸籍がないので、私(日本人)が家族の筆頭者になるため、
子供が生まれた場合、日本では男の子でも
○○スカという姓になってしまうのです。

何はともあれ、名前の表記が住む国によって変わったり、
夫婦で表記が異なる名前であったりすると、何かとひと手間あるようで、
私は○○スキーという、ダーリンと同じ苗字になったのでした。
男性で○○スカ、と名乗る人は聞いたことがありませんが、
女性は○○スキーと名乗る人も多くいるようで、
国際結婚というだけでも何かと複雑なので、
名前くらいはシンプルに?いきたいですよね(笑)

いまだに日本にいる時は、レストランの予約や、
電話で名前を残す場合には、旧姓を名乗ることもあり
そんな時に側にダーリンがいると、
”また旧姓を使ってるー”と不満そうに言われることもありますが
結婚してもうすぐ3年、
少しずつ○○スキーに慣れてきました(笑)

近隣諸国へお出かけ その2

アルバニアの次に私たちの車で訪れた国は、
またまたマケドニアのお隣の国、ギリシャ。

恥ずかしながら、私はダーリンに出会うまで
マケドニアがどこにあるのか知りませんでした。
そして、日本で”マケドニア人と結婚しました”、というと
“マケドニアってどこにあるの?”
というのが大抵の人の反応です。
なので、”ギリシャのお隣なんです”
って応えると、”あっ!そんなところなんだ!”
と、だいたいのイメージがわくようです。

そんなギリシャですが、マケドニア人はギリシャが大嫌い。
そしてギリシャ人もマケドニアがお嫌いのようです。
さすが、バルカンはヨーロッパの火薬庫、
国と国の関係があまり穏やかではないようです。

マケドニアはヨーロッパ連合(EU)に加盟していないのですが、
それはギリシャ1カ国がマケドニアの加盟を拒否し続けているためだそうです。
問題は、”マケドニア”という国名。
ギリシャは、”マケドニア”はギリシャの一地方の名前である、ということで、
現在のマケドニア共和国が、”マケドニア”と名乗ることを許していません。
そのためギリシャでは、”マケドニア共和国”という国は存在していないことに
なっているのだそうです。
しかし、ギリシャにあるマケドニア地方には
現在も多くのマケドニア人が住んでおり、
もともとはマケドニア共和国の一部だ、というのがマケドニア側の見解。
そして、ギリシャが現在のマケドニア共和国を国として認めてしまうと、
このギリシャにあるマケドニア地方も、マケドニアに返還しなければならない、
ということをギリシャは恐れているのだそうです。

そのような背景から、ギリシャでは
マケドニア人のパスポートも認められておりません。
なので、ボーダーでは、マケドニア人には白い紙が渡され、
そこに簡単な個人情報を記載し、その紙に入国のハンコが押されます。
出国時はまたその紙を提示して出国手続きをします。
ギリシャに滞在中はこの紙がパスポートの代わりとなります。
万が一その紙をなくしてしまったら、出国がとても困難になるようです。
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色々と複雑な問題が絡み合うギリシャとマケドニアですが、
それでも多くのマケドニア人が休暇や買い物にギリシャを訪れます。
私たちの住むスコピエ市から一番近いギリシャの街は
ギリシャでもアテネに次いで二番目に大きな都市、テッサロニキ。
スコピエ市からボーダーまで約2時間。
ボーダーからテッサロニキの街までは約1時間です。
スコピエからはテッサロニキまでのツアーバスも出ているようです。
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せっかくマケドニアにいるんだし、ギリシャへもいつか行ってみたいな~、
とは思っていました。
でも、ギリシャではマケドニアナンバーの車があれば
タイヤをパンクさせられる、とか
車が傷だらけにされてしまう、とかとか
悪い噂ばかりを耳にして、
”車ではギリシャに行きたくない”と言っていたダーリン。

それが、どうして気が変わったのか、
ダーリンが突然、
”ギリシャに行きたいか?”
と、聞いてきて、
お出かけ大好きな私の返事は
もちろん ”イエス!”
”じゃあ明日行こうか”
”え、明日!??”
思い立ったら即日の彼。
こうして思いがけずギリシャへ行くことになったのでした(笑)

以前テッサロニキの大学へ通っていた友人とギリシャへの
ツアーへ参加したことのあるダーリンは、
既に行きたい場所は決まっているご様子。
まず街に着いたら、ギリシャ料理のテッパン、ギロを食べ、

CIMG5633
CIMG5632ヌッテラ(チョコクリーム)たっぷりのビッグサイズの
パンケーキを食べる、というのが今回の主なミッション(笑)

CIMG5647☝これ、めちゃめちゃ大きいんです!!
私はイチゴ&ヌッテラを頼んだんですが、イチゴもごろごろ
いっぱい入っていて、生地も厚いため、
全部食べきれませんでした(´A`)

前回の記憶を頼りに街を散策し、上記ミッションを終了させ、
テッサロニキのシンボル、ホワイトタワーへ。
2014-05-23 12105610タワーは階段のみだそうで、バギーに乗るちびっ子がいる私たちは
今回は外からの見学。
その後タワーのそばの海辺で少しゆっくりしてから
郊外にある大型ショッピングモールへと出かけました。
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ショッピングモールはイケアと併設されており、
まずはイケアをぐるぐると見て回り、
その後ショッピングモールへ。
モールではイメージしていたような素敵なサンダルをゲットすることができ、
大満足で今回の弾丸ギリシャツアーは終了したのでした♪

テッサロニキの道路状況はあまり良いとは言えませんが、
心配していたような車上あらしにあうこともなく、
無事にスコピエに戻ってきました。

その後ダーリンの友人が、”モールへはセールの時に行くといいよ♪”
なぁんて嬉しい助言を下さり、
ダーリンも”次はセールの時に行こう!”って・・・
プププ、ってことはまたギリシャへ行けるのね~!
わーい!!と既に”次回”を楽しみにしている私なのでした♪

近隣諸国へお出かけ その1

色々あった車購入でしたが、その後私たちの生活は
お買い物が楽になったり、週末のお出かけの範囲が広がったり、と
”車があって良かった~”、と思える日々を送っています。

そんな週末のお出かけですが、近隣諸国まで足を伸ばすことも
増えました。
マケドニアは小さな内陸国ですので、場所にもよりますが
車で1~2時間も走れば他国との国境です。
車で国境を越えるにはグリーンカードの取得が必要となります。
グリーンカードは車の保険会社等で購入することができ、
これがあればヨーロッパ国内を自由に行き来することができるようです。
種類もいくつかあり、ヨーロッパ全域、1年有効で100ユーロ程です。
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このグリーンカードも取得して、
私たちの車で初めて訪れた外国は、アルバニア。
ダーリンの故郷スツルガからは車で40分ほど走れば国境です。

マケドニアにはたくさんのアルバニア人が住居しており、
アルバニア人の方が多い町や村なんかもあるのです。
ただ、このアルバニア人とマケドニア人は
色々と衝突も多く、常に問題があるようです。
先日もスコピエ市郊外で18歳の男の子がアルバニア人にバイクを盗まれ、
捕まえようと追いかけたところ、胸を刃物で二回さされ死亡する、
という悲しいニュースがありました。
そして、それに怒ったマケドニア人が暴動を起こしたり、と
両国の関係はいつもあまり穏やかではありません。

ダーリンもアルバニア人に対してあまり良い感情は
持っていないようなのですが、
それでも・・・
”週末のお出かけにどこへ行こうか”、と従兄弟ファミリーと話をしていると、
”アルバニアに素敵な魚料理のレストランがあるょ”、とのこと。
”じゃあ、行ってみようか!”となったのでした。

アルバニアといっても、スツルガとの国境のすぐ近くで、
マケドニア人も多くいるとのこと。
それでもダーリンはアルバニアには行ったことがないようで
どんなところか想像もつかない、と言うので、
思わず、”アルバニアの治安” と検索いたしました(笑)
世界の治安ランキングでは、アルバニアの方がマケドニアよりも上で、
色んな人の旅ブログなんかも訪問させていただき、
まぁ、マケドニアとどっこいどっこいなのかな~という感じ。
少しドキドキしましたが、無事に国境を越えることができました。

国境を越えてすぐの道はとてもきれいに舗装されており、
ダーリンも予想以上に道路環境がいい!
と喜んでいたのもつかの間、
すぐにびっくりするようなでこぼこ砂利道になったのでした。
しかも前日の雨ででっかい水たまりもたくさん。
その道路のすぐ脇はマケドニアとも共有するオフリド湖。
乗用車二台がぎりぎり通れるようなでこぼこみちに
ガードレールのような物は一切なく、
一歩間違えれば湖へ~というような状況。
手に汗にぎりながら、
“Be careful! Be careful!! BE CAREFUL!!!”
と言いながらのドライブとなったのでした(笑)

目的地にたどり着いた頃には車も泥で真っ白になっていましたが、
そのレストランは本当に素敵なところでした。
聞いていた通りマケドニア人もたくさんいて、
今回一緒に出かけたファミリーのお友達にも偶然出会いました。
このレストランでのんびり2~3時間ほど過ごし、
また来たいね~♪という感想とともに
初めての外国へのお出かけは終了したのでした。

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マケドニアで中古車を買う その3

車をやっと手に入れた私たちですが、
すぐに乗れない、というのはどういうことかといいますと・・・

前述の通り正規店での点検を受け、数点修理しておいた方が
良い箇所がみつかっているので、
購入後私たちはすぐに車を修理に出しました。
もちろん修理をしなくても乗車可能ですが、
せっかく私たちのものになったのです。
全てクリアにしてから乗り始めたいですよね。

前回の点検は車のエンジンやコンピュータ上での
記録などを調べてもらう外からの点検がメインでしたが、
今回の修理では車のパーツも全てばらしての総点検を含みます。
すると、あれこれと追加で修理すべきところも見つかりました。

正規店で全ての必要パーツを取り寄せてもらうと
かなりお高くなるとのこと。
正規店以外でもカーパーツを売っているところはあり、
自分たちでそのパーツを買いに出て、
正規店サービスで組み立ててもらうと、
半額程も安くなるのだそうです。
ということで、ダーリンは”隣町でこのパーツを売っている”、
”別のお店ではこのパーツを売っている”、等
情報を入手してはそのパーツを買いに回り、
正規店へ持っていく、という作業を繰り返し、
車のパーツを取りそろえ組み立てるのに、10日ほど。

いざ修理が全て終わったら、今度はタイヤの交換へ。

また、フロントガラスは購入前からヒビが入っており
それは販売者が車を受け渡す前に新しいものに交換しておく、
と言ってくれていたのですが、
彼らは”30ユーロで交換してくれるところを見つけた”
とか言っていたそうな・・・
でも、ダーリンが事前に調べたところ、
ちゃんとしたところ?(笑)、では交換も含め100ユーロ
かかることが分かっていました。
”彼らに交換してもらったらどんなガラスがはめられるか分からない!”、
というダーリンは、フロントガラスは自分たちで交換するから
車の値段を100ユーロまけてもらうよう交渉していたのです。
ということで、タイヤを交換した後は、フロントガラスの交換へ。

そして最後に車内のケミカルクリーニングへ。

この全ての工程に約3週間ほど。

やっと、やっと私たちのものへ・・・と言いたいところですが、
まだ車の登録という作業が残っていたのです(>_<)

私たちは車をスコピエで購入したのですが、
ダーリンの本籍(のようなもの)はスツルガです。
こうした登録は全てスツルガで行わなければなりません。
購入からクリーニング終了まで、私たちの車は仮登録の状態。
仮登録は1週間の期限があり、それを超えると延長手続きが必要です。
またその延長も3回まで。
車のクリーニングが終わったら、すぐさまスツルガへと
3時間の初ドライブへ出かけました。

車の登録は警察署で行うのですが、
車に関する一連の書類を全て提出し、問題がなければ
全ての処理が終了となります。

ところが・・・
書類を提出した次の日、登録が終わったか確認しに
警察へ出かけたダーリンは、何やらすっきりしない表情で帰宅。
”車の登録ができない!!”とのこと。
どうやら提出した書類に不備があったのだとか。
”えぇぇーーーーーー???!!!”
販売者に電話するもすぐに連絡がとれず、焦りまくるダーリン。
書類が一部オリジナルではなく、コピーなんだとか。
事態を知った知り合いの警察官が家に来て
一緒に販売者に電話をして、状況を説明したり、
なんだかんだと揉めにもめ、結局登録は一時保留に。
またその次の日には、ダーリンの伯父さんが
警察の上官と知り合いということで、
彼のコネでその上官と話をすることができると、
何のことない、昨日とは一転、登録可能になったのでした。
え・・・?昨日の大騒ぎは一体何だったの??
と”?”がいっぱいですが、こういうことも結構多いマケドニア。
更に次の日、晴れて登録が終了し、車のナンバープレートをもらい、
本当に、本当に、全ての処理が終了したのでした!!!!

この警察での登録がとっても怖いのですが・・・
以前ダーリンの従兄弟が中古の高級車を購入した時のこと。
彼は車の3分の1を前払い費用として支払い、
車を手に入れました。
そして警察へ登録に行った次の日、
自宅にレッカー車が来て、彼の車は持っていかれてしまったのです。
なんとその車は盗難車だったのだとか。
彼は前払い費用数十万と、車を同時になくしてしまったのです。

もし警察で登録ができない、ということになれば、
それはイコール、購入した車とはさようなら、ということ。
修理に費やした費用も時間も全て水の泡です。

あぁ・・・何はともあれ無事に車が手に入り、
マケドニアで中古車を買う、の巻は終了です(笑)
めでたし、めでたし~(人´3`*)

マケドニアで中古車を買う その2

前回の中古車購入の話が白紙に戻り、
私たちの車探しはまた0からのスタート。
それでも失敗から色々と得られたこともあり
とりあえず、販売元は一か所に絞らず
色々な可能性にトライしてみることに。

まず分かったことといえば、マケドニアでは
他国で乗り潰された車が入ってくることが多いということ。
特にイタリアからの中古車は要注意。
(お国柄が反映されますよね・・・)
ドイツもアウトバーン(高速道路)が発達しているので
相当乗られていると考えた方が良いようです。

前回の車はイタリアからの輸入車。
「ああ、この車は私の憧れの国、イタリアの街を走り、
様々な歴史建造物を見てきたのかな~(〃v〃)♡」
なぁ~んて悠長なことを考えていましたが、
それどころではなかったようです(笑)

そして、悲しいかな、販売者をあまり信用しすぎないこと、
というのも収穫の一つです。

そんなこんなで再スタートを切った私たちの中古車探しですが、
中古車の情報は次々とネット上にアップされるので、
その中から気になった車をピックアップしたり、
ご近所のレストランのオーナー(顔馴染)が
中古車販売も手掛けていると聞けば、
彼の所持する中古車を見せてもらったり。
路上に駐車中の車に販売中~と書いて
置いてあるものもあります。
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私たちは前述の通りルノーで働く知り合いがいるので、
始めはルノー車を中心に探しました。
そして、購入の検討をする前に車の所有者に
必ずプレートナンバーを聞くようにしました。
プレートナンバーは教えてくれる人もいますが、
それはプライベートな情報なので
教えられないという人も多くいます。
それでも数台プレートナンバーを入手し、友人に調べてもらうと、
マイルが戻っていたり、過去に衝突している車であったりと、
なかなか良いコンディションの物が見つかりません。

ところで、マケドニアでは欧州からの輸入車への関税は
10年以上の中古車に対しては1%なのだそうですが、
欧州以外からの輸入車は33%の関税がかかるそうです。
日本車も見かけますが、やはり欧州車が多いようです。
中でも一番多いのはフォルクスワーゲン(VW)でしょうか。
乗車率の高い車は修理が必要になった時に
部品が手に入りやすい、ということ。
私たちはVWにも視野を広げてみることに。
ちなみにマケドニアは右側通行、左ハンドルです。

Gさんの車を見に行ってから約一ヶ月半、あれこれと探した結果
私たちは3台の車をピックアップし検討することにしました。
それぞれ販売者は異なります。
① ルノー セニック(オーストリア 2005年)
② VW パサート(オランダ 2002年)
③ VW パサート(オーストリア 2000年)

全てプレートナンバーも入手し、購入するか決める前に
正規店で車の点検をする、という条件も聞き入れてもらいました。
正規店ではプレートナンバーが分かれば
車の走行距離や衝突の有無等も調べてくれます。
もちろん、この点検にかかる費用は私たちが払います。
それぞれ約2000デナル程、3台で6000デナル
日本円にすると12000円ほど。
それでもきちっとプロに見てもらって、全て確認してから!
という気持ちには変えられません。
点検では修理した方が良い部品等のリストも作成してくれます。
その結果、②のエンジンが一番コンディションが良く、
修理すべき箇所も少ないということが分かり、
ついに、こちらを購入することに決めたのでした。

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やっと車が手に入りやれやれと思いきや、
自由に乗れるようになるにはまだもうちょっと
時間がかかりました。
その詳細は、また今度(笑)

つづく・・・

マケドニアで中古車を買う その1

この度私たちはマケドニアで中古車を購入いたしました。
この ”マケドニアで中古車を買う” という試みは
想像以上に労力のいることでした。

私は日本では、車は家族のお下がりを頂戴していたので、
自分で車を買ったことがなければ、車に関する処理のあれこれは
全て両親に任せておりました(学生でしたのでご勘弁を・・・)
ので、どのような処理が必要なのかあまり知らないのですが、
マケドニアで車を買うにあたり、日本では絶対ありえなさそうなことが
いっぱい、いっぱいあったので、
”中古車の購入を考え始めてから、実際に買って乗れるようになるまで”
の道のりを、淡々と(笑)ご説明したいと思います。

まず、背景といたしまして、
数年前にはダーリン家族も車を持っていたそうなのですが、
危険な運転をするダーリンを偶然見かけたお義母さんは
家にあった車を全て売り払ってしまったそうです。
男性ではめずらしく?特に車に興味のなかったダーリンは
その後車を購入することはありませんでした。
私たちの住む場所は比較的便利なところにあり、
歩いて大抵のところに行けるので、大人だけで生活するのならば、
なければない、で問題なく過ごせたのです。

でも今私たちにはちびっ子がおります。
以前記載した通り、私たちはスコピエとスツルガを
行ったり来たりの生活を続けており、
移動の度に何だかんだと大量の荷物を抱え
大変な思いをしながらシャトルバスに乗っていました。
また、1月末から子供が気管支炎にかかり、毎日病院に通いつめました。
もちろん病気の子をバギーに乗せて歩いて行くわけにはいかないので、
毎回タクシーを利用しました。
相当利用したので、前回と同じ運転手さんに合うこともしばし。
タクシーに乗ると行き先を言う前に、
”Doma?” (家へ?)と聞かれ、住所は言わなくても
たったかた~とお家まで連れて行ってくれる始末です。
そんなこんなで今後のことも考えて、
車を買おう!ということになったのでした。

実際に動き出したのは年明けの1月頃から。
始めは手当たり次第に親戚や友人など、中古車に詳しい人から
情報を集めていたのですが、情報が多すぎできりがない状態。
色々考慮した結果、今まで家族でお世話になっている
長距離タクシー運転手のGさんが
中古車も販売しているとのこと。
以前から車購入の相談にものってくれており、
私たちの予算に見合う新しい中古車が入るたび
情報も送ってくれていたので、
そこで売られている車に目星をつけて、
実際に見に行くことにしたのです。

Gさんがいるのはスコピエ市から車で1時間半ほどの場所。
当然私たちは車がないので、ダーリンの友人に頼んで
そこまで連れて行ってもらいました。
誰かに頼まなければ、そこまでたどり着けない状況。
何度でも気軽に見に行けるわけではない私たちは
Gさんからもらっていた情報を元に、目星をつけた車を
購入し、その車に乗って帰ってくる予定で出かけたのです。

一番気になっていた車(ルノー・セニック)を
試乗させてもらい、ダーリンも気に入った様子。
購入後何か不都合があれば他の車と変更することもできる、
と言われ、その場で ”これで!” と決めました。

書類の処理が終わったらこの車でスコピエまで帰るから、
と言い残して、ダーリンは買う予定の車に乗って
Gさんと仮登録と支払いに出かけて行きました。
半時間くらい待ったでしょか。
戻ってきたダーリンは何やらGさんともめている様子。

”Nema chance, Nema chance!! No, Nooo!!!”
(ありえない、ありえない!!そんなはずはないよ!!)
Gさんの怒号がとびます。
何やら数字の話もしている・・何が起こっているのか・・・
ただただ不安な私。
心配そうに佇んでいると、ダーリンから
一緒に来てくれた友人の車に乗るように言われ、
そのまま友人の車で帰宅の途についたのでした。

その一部始終とは・・・
Gさんが仮登録を行っている間、車で待っていたダーリンは、
Gさんから手渡された書類に車のプレートナンバーが
記載されているのを発見しました。
そこでルノーのサービス会社で働く友人にその番号を送り、
この車の”真の”情報を調べてもらったのです。
すると聞いていた走行距離と、実際の走行距離が
全然違い、車の点検も正しく行われていなかったということが
分かったのです。
その友人によると、この車はいつエンジンがストップしても
おかしくないから買わない方がいい、とのこと。
こうして私たちの車購入の話は振り出しに戻ってしまったのでした。

さようなら、私たちのルノー・セニック・・・

ルノー・セニック

次の日、私たちが購入を考えていた車は
5万円ほど安くなって売られていました。

つづく・・・

The X Factor Adria

海外で人気の音楽オーディション番組、The X Factor Adria
(Xファクターバルカン地方バージョン)が昨年の10月より
数か月にわたり放送されておりましたが、
昨日ついにファイナルで今シーズンの優勝者が決まりました。

この番組は本気で音楽をやっていきたいと思っている人たちの
本気のオーディション番組。
番組で用意された様々なステージで、
自分の歌唱力やパフォーマンス力を審査員たちの前で披露し、
勝ち残ってきた人だけがファイナリストとして
ライブショーに出演することができます。
ここで優勝すればもちろん多くのメディアから注目されますし
音楽活動の幅をぐんと広げられることは間違いなしです。

そんなX Factor Adria、今回の優勝者は
ダーリンの故郷、スツルガ出身のマケドニア人
Даниел Кајмакоски(ダニエル・カイマコスキー)さん。
このダニエルさんは最初から優勝候補に挙げられるほど
その歌声を高く評価されており、
”今回の優勝者は彼に決まっている”、と
多くのマケドニア人は信じているようでした。

私は始めはこのXファクターにそれほど興味はなかったのですが、
ダーリンのお母さんや妹はこの番組をとても楽しみにしていて、
毎週火曜日夜8時の放送時間には、必ずテレビの前にスタンバイ。
”自分たちの住むこの小さな町から
世界中で活躍するスターが誕生するかもしれない!”
というような心境でしょうか。
審査員が彼のことをどのように評価した、こんな風に絶賛されている、
等々とっても誇らしげに説明してくれるのでした。
そして次第に私も彼が歌う時には手を止めて
テレビを見るようになっていました。
洋楽好きの私ですが、お耳は素人。
それでも彼の安定した歌声には”やっぱりすごいな~”、と感じるほど。
毎回のたたずまいには自信に満ちたオーラが漂っているようでした。

先週スツルガに帰ったお義母さんは、スコピエにいる私たちに
”今日はXファクターのファイナルで、マケドニア人が出てるから
テレビをつけなさい”、と連絡がありました(笑)
ファイナルの優勝者がテレビで発表された時には
ご近所からも歓喜の声が聞こえてきました。

ダニエルさんがファイナルに選んだ曲はというと、
バルカンで最も美しい声を持っていると言われていた
マケドニア人のソングライター
Тоше Проески(トシェ・プロエスキ)の代表曲。
彼は26歳という若さで交通事故により亡くなりました。
国際的にも活躍を始め、人気絶頂の時でした。

詳しい背景は良く知りませんんが、きっとダニエルさんも
マケドニア人としての誇りを持って、トシェの分も
頑張ってくれるんじゃないでしょうか。
いつの間にかマケドニア人がこうして活躍することを
自分のことのように応援している私ですが、
いつか日本でもダニエル・カイマコスキー
の名前を聞くようになればいいな~
と今後の活躍を期待しています!

子育てあれこれ3

マケドニアでは子供の歯がはえたら、
それを一番に見つけた人が
その子にブレスレットをプレゼントしてあげるそうです。
そして、子供の両親はその第一発見者に
何かプレゼントしてあげないといけないんだとか。

もぅ、ずいぶん前のことになってしまいますが、
もともと子供が7カ月を過ぎた頃から、
もうすぐ歯が生えてくるかな~♪
と毎日気にかけていた私。
親として、母親として、子供の初めての歯は、私が一番に発見したい!
と思い、当時は毎朝起きたら一番に歯のチェックをしてました(笑)
そして、ついに発見したのです!
ちょこんと小さな真っ白な歯が、息子の小さなお口の中に生えているのを!
とってもとっても嬉しくて、皆に即報告し、
晴れて私が第一発見者となったのでした。

こちらがそのブレスレット。
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たいてい名前と誕生日を刻印するそうで、
表には息子の名前が彫られています。
20130806_223551本来はずっとつけておくものらしいのですが、
息子のぷにぷにの腕には食い込んでしまうので、
今は着けずに大切に保管してあります。
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そして、今回母親の私が第一発見者だったので、
息子の父親、ダーリンが私に何かプレゼントしないといけないのです。
ということで、私は白いサンダル(当時は夏だったので)
を買ってもらいました♡

日本でも、赤ちゃんの髪の毛で筆を作って
記念にしたり、お宮参りやお食い初めなど
赤ちゃんにまつわる色々な習慣がありますが、
マケドニアでも”こんなことするんだ~”
と思うような習慣が色々あるようで、
これからも色々と経験しそうです(*´∀`)

最近はまっていること

マケドニアでよく見かけるチョコレートで、
KRAS(クラッシュ)というメーカーがあります。
色んな種類のチョコレートがあり、どこのスーパーへ行っても
必ず何種類かここのメーカーのチョコレートが売ってます。
クロアチア製のチョコレートだそうですが、
スコピエ市内にはKRASの専門店もあります。

そんなKRASの
ZIVOTINJSKO CARSTVO(ジヴォティンスコ ツァルストヴォ)
という舌を噛んでしまいそうな名前のチョコレート。
アニマルキングダム、ということなのだそうですが、
最近このチョコレートにはまってしまいました。
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もともと子供向けのチョコレートで、
中にはとっても薄いチョコレートが1枚と、
動物のシールが1枚入っています。
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今まであまりこのシールについて気にしたことはなく、
色んな種類があるんだな~と思うくらい。
でも、マケドニアでは子供のいるお家に行く時は
チョコレートを持っていくのが習慣。
息子にはチョコレートをあまりあげないようにしていますが、
このチョコレートを頂いたり、買う機会が多くなりました。

そんなある日、ダーリンがこのシールを貼るアルバムを買うから
シールは捨てないでとっておいて。 と言い出しました。
アルバムってなんか面倒くさそう・・・(・ε・`o)
しかも蛇や昆虫など、あまり私の好きではない類のシールも多く、
どんどんたまっちゃうので、さりげなく捨てちゃってたんです(笑)
ところが、昨日ダーリンが買ってきた
その”アルバム”を見て一気に気が変わってしまいました。

こちらがそのアルバム↓
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想像していたのとはだいぶ違って、一冊の本のようになっています。
お値段も96デナル(200円程)ととてもお手頃。

番号通りにシールを貼ると、 その動物についての説明を読むことができます。 20140218_133740全部そろえたら、ちょっとした動物図鑑のようになっちゃいます。

20140218_133804
動物についてのクイズのページがあったり、と
内容も盛りだくさん。
マケドニア語が読めなくて残念ですが、なかなか面白そう。
今までのシール、捨てるんじゃなかった、
と少々後悔しております(´・ω・`)。

このアルバムは以前からあるようで、ダーリンもその昔、
チョコレートを買ってはシールを集めて
アルバムを完成させていたようです。

本来なら子供が楽しむものなのでしょうが、
昨夜もさっそくどっちがシールを貼るかで、
ダーリンとアルバムの取り合い。
チョコレートを開ける時、どんな動物のシールが入っているかな、と
わくわくしたり、なんだかすっかり楽しんでます♪

動物は全部で250種類。
全部揃えるには相当時間がかかりそう。
と言いたいところですが・・・

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今夜スツルガからスコピエにやってきたお義母さん。
チョコレートを御土産に持ってきてくれました。
1人4枚ずつ。
ダーリンと、私と、ちびっこと、ダーリンの妹へ。
意外とすぐに集まりそうです('v')
食べ過ぎに注意しないと~(笑)

マケドニアの治安

海外旅行をする際に、気になることと言えばその国の治安ですよね。
マケドニア全体としては比較的治安は安定しているようで、
私自身、治安が悪くて危険だなー、とか、怖いなー、と
感じたことは今のところありません。
とは言っても、やっぱりここは外国。
日本ではありえなかったことが起こったりしてしまうのです。
ということで、今回はマケドニアの治安について、
私のまだ数少ない体験等の中から気になったことを書き記しておこうと思います。
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まず、マケドニアには日本人やアジア系の住民はとても少なく、
黒人さんもほとんど見かけたことがありません。
特にダーリンの実家のあるスツルガ市は小さな町なので、
外国人はほとんどいない様子。
夏の観光シーズンは海外からのお客さんもたくさん来て賑わうのですが、
そのほとんどが近隣ヨーロッパからのお客さん。
私は明らかに“外国人”なのです。
アジア人がよっぽどめずらしいのか、
すれ違う人々の視線をつきささるように感じることがあります。
とは言っても、日本人に対して好意を持っている方が多いようで、
今までに日本人、ということで嫌な思いをしたことはありません。
それでも、ぼったくられたり、付け込まれたりしないように、とか
何となく後ろ前を気にしながら歩いたり、と1人でいる時は
特に気を遣うようにしています。

そんな中よく聞くのは、タクシー等で客が外国人だと分かると
倍の料金を請求したりする、ということ。
マケドニアではタクシーは主要な交通手段。
日本とは比べようもないほど安く、ちょっとの距離でも
何も気にせずタクシーを呼びます。
もちろん親切なドライバーさんも多いですし、
私の場合ダーリンや、現地の人と一緒の時しかタクシーに乗ったことがないので
今までにトラブルにあったことはありません。
でももし可能なら、事前に料金の下調べをしておいて、タクシーに乗り込む前に
ドライバーさんに希望地までだいたいいくらになるか聞く、など
ちょっと気をつけておくと、後でびっくりするような料金を
請求されることはないかもしれません☝。
長距離の依頼をする時は、ダーリンも乗る前にドライバーさんに
いくらくらいかかるか聞いたりしているようです。

またマケドニアにはロマの子供たち(ジプシー)があちこちにいます。
例えば、大きな通りの信号付近で子供たちが待ち構えており、赤信号で止まった車に
2~3人でかけより窓拭きを始め、お金を請求してきたりします。
多くの人はクラクションを鳴らしたり、ワイパーを無理やり動かして
追い払おうとするようですが、中にはいくらかコインをあげる人もいるようです。
他にも風船やキッチンタオルをを売り込みに来る子供たちを見かけたことがあります。
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私が体験したことと言えば、大型スーパーのトイレに入った時のこと。、
小学生くらいの女の子が2人おり、突然私に何か話しかけてきました。
私は訳が分からなかったのですが、その子たちは私に手を差し出してきて
どうやら「お金をくれ」、と言っているようでした。
私は初めてのことに戸惑い、Sorry, I can’t understand!
と言って用も足さず、トイレからそそくさと出て行きました。
日本ではこのようなことはまずないので、対応に困ってしまいますよね。

そして、今までで一番ひやっとしたのは、スコピエ市内で
バスに乗ろうとした時のことです。
それは暗くなりかけた夕方でした。
バス停ではたくさんの人がバスを待っており、込み合うのは予想できました。
スコピエ市のバスは乗車時に運転手さんに料金を支払います。
バスが到着し、一斉に皆がバスに乗り込もうとし、バスの入口は
押し合いになりました。
その時一緒にいたダーリンは、自分が2人分のお金を払うから
私には席をとるように、と言いどんどん先に行ってしまいました。
ぎゅうぎゅう押されながらバスに乗り込もうと必死だったのですが・・・
ふいに肩から下げていたカバンが後ろにひっぱられているのに気付きました。
私は確かに自分の体の前にカバンを持つようにしていたので、
おかしいな、と思いつつカバンを自分の体の前に引き寄せました。
すると、カバンが開いていたのです。
その時は、閉め忘れてた!と思い、すぐに閉め、
また前へ前へとおしくらまんじゅう。
すると、またかばんが後ろにひっぱられるのです。
もうっ!と思いまた自分の方へ引き寄せると
んんん?!今閉めたはずのかばんが開いてる!!!!
しまった!と思いとっさにカバンの中に手を入れて、
財布があるか確認しようとすると、
何か ”ヒヤッ” とする物に私の手が触れたのを感じました。
そう、それは人の手。
私のカバンの中を物色する人の手ぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・

ぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!(コレ心の叫びなりwww)

ばっと振り返ると、私の後ろにいたおじさんが一瞬 ”にやっ” としたように
見えたのですが、すっと私のカバンから手を抜き、
何食わぬ顔で運転手にどこ行きのバスか聞くふりをして乗ってきて、
そのまま降りてどこかへ行ってしまったのです。
とっくに支払いをすませ席も確保していたダーリンの元へ必死でたどり着き、
必死で今起こったことを説明し、
必死で財布やカバンの中身を確認し、
幸い盗られた物はなさそうなので一安心。
”なんで気づいたときに大声で叫ばなかったんだ!”
とダーリンに怒られ、確かに(;´・з・)・・・と思いつつも
びっくりしすぎて声も出ず、私の頭はパニック状態なのでした。

CIMG4966その時持っていたのがこのカバン☝
ごらんの通り簡単に開け閉めできちゃいます。

ダーリンのお母さんもバス停で財布を盗まれたことがあるそうなのですが、
スリや置き引きは日常茶飯事。
これはマケドニアに限った事ではないのですが、
日本から一歩外へ出る時は、
身につける物にも十分気をつけた方が良さそうですね。