マケドニアへ

昨年7月に日本で結婚式を挙げて以来、妊娠、出産、育児と
長らくの間私の実家に里帰りをしていましたが、
来たる7月7日、ついにマケドニアへと出発することになりました。

私たちのベビっ子は生後6ヵ月を過ぎ、
1歳になるまでに受けておきたい予防接種も一通り終わり、
離乳食も始まり、少しずつ量や種類を増やしたり、
今まで特に大きな怪我や病気をすることなく順調に成長してくれています。
最近では寝返りが上手にできるようになり、お座りも(まだふらふらですが)、
短い時間なら一人でできるようになってきました。
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ちょっと前までは寝返りがもう少しでできるかな?という感じで、
頑張れ頑張れー!と言っていたのに
ある日を境に突然コロリンとできるようになったかと思うと、ベッドに寝かせるやいなや
途端にコロリンと寝返ってしまい、まだ自分で元に戻れず、苦しくなって
びぇーーーーー!!!と泣く始末です。
それでも新しいことができるようになると、今までと違う景色が楽しいのか、
とっても嬉しそうに笑ったりするので、見ているこちらまで楽しくなって、
ついつい時間がたつのを忘れてしまいます。
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またそのちょっと前にはまだ寝ころぶことしかできなくて、足をばたばたさせたり、
あーうーと言ってるだけだったのに、そんな姿が愛おしくて、
ずっとこのままだったらいいのに、とか、この可愛い瞬間を切り取って
残しておきたい!って思ったり、どんどん成長するのが
なんだか少し寂しいな~なんて思ったりしてました。
それでも、ごはんをパクっと食べてくれたり、
こちらの言うことに反応して声を出して笑ったり、
色々なことができるようになってくると、もっともっとベビちゃんとの時間が楽しくなって、
このままでいてほしい半面、早く一緒におしゃべりしてみたいなーとか
成長もとても楽しみなんだな~と感じる今日この頃です。

話変わって、私のダーリンは現在コンピュータープログラマーとして、
フリーランスでお仕事中。
パソコンとインターネットの繋がる環境にあれば一応どこにいても仕事ができるわけです。
私たちは結婚前、マケドニアでも、日本でも、どちらの国でも一緒に”生活をしてみる”、
というのが2人のお約束でした。
そしてどちらの国でも上手くいかなければ、別の国に行こう、
という何とも自由な?(お気楽な?)人生設計。
普段は楽観的な私ですが、時には先々のことが不安になって
なんだかイライラしてダーリンに八つ当たりしてしまうことも・・・

ともあれ、マケドニアの家族もまだ見ぬベビっ子とのご対面を
首を長~くして待ってくれている様子。
とにかく今後しばらくはマケドニアで生活をしていきます。
私は今までに数回マケドニアを訪れていますが、ダーリンに言わせれば、
これまでのはただの観光。
そう、これからが本当のマケドニア冒険の始まりなのかもしれません。

ダーリンの家族や、現地の人と上手くやっていけるかな、
ちゃんと子育てしていけるかな、等々
不安がないって言ったら嘘になっちゃいますが、
あまり一人で頑張りすぎず、周りの人にも助けてもらい、
気負わずにやっていければいいのかな、と自分に言い聞かせております。
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ベビっ子の成長と、笑顔に支えられながら・・・♡

マケドニア語(MAKEДOHCKИ)

普段ダーリンと私は英語で会話をしています。
私は外国語に少し興味があり、好きな言語を自分なりに
勉強してみることもありました。
しかしながら、ダーリンと出会うまで、私の人生において
”マケドニア語” を勉強しなければいけない日がくるとは
全く思いもしませんでした。

でも、ダーリンはマケドニア人。
少しはマケドニア語を勉強しなければ・・・とは思うのですが、
マケドニア語ってすんごく難しいんです。(=`ェ´=;)

日本語にはない発音がたくさんあり、聞き取るのもとても難しく
何度聞いても、何度聞いても、※$△#&¥・・・???という感じ。
まねして言ってみることさえできません。

それでもダーリンの家族と挨拶くらいはできないと!と
書店を色々みてまわったのですが、
まず、マケドニア語の語学書を売っている本屋さんはなかなかありません。
マケドニア語はロシア語やポーランド語などと同じ、スラブ語の仲間。
また、マケドニアが位置するバルカン半島の諸国では
どこも似通った言葉を話すようです。
お隣の国、ブルガリア語ともとても似ているんだとか。

もう、ブルガリア語の本を買おうかな?と考え始めたころ
やっとネットで見つけたのがこちらの本↓
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うん、文法についてごちゃごちゃ書かれていてもきっと頭に入らない。
そうそう、まずは単語から・・・
でも手にしてびっくり!
この本が発行されたのは、な・な・なんと昭和58年!!!!
しかも私がゲットしたこの本も昭和58年に発行された第一版のものでした。
え~???全然更新されてないってこと?!!
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こんな話を友人としていると、友人がぽつり、
「じゃあ、あなたがマケドニア語を習得してマケドニア語の本を出せばいいんじゃない?」
ほほ~ぅ、それは名案!
いやいや、私がマケドニア語を習得できるとすれば、100年はかかりそう(*´ェ`*)
という感じです。

そんなマケドニア語のアルファベットがこちら↓
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英語よりも多く、31文字あるのです。
しかも、記号にしか見えないキリル文字が使われ、英語のアルファベットと同じ文字なのに
英語とは読み方が違う文字があり、とてもややこしい!
ただ、このアルファベットさえ覚えれば、マケドニア語を読むことはできるのだとか。

例えば、ФOTO は Ф=f で、フォト(写真)
ШΠAГETИ は Ш=sh Π=p Г=g И=i で、シュパゲッティ(スパゲッティ)

レストラン
では、これは何とよむでしょうか?
ん、ペストパー??
いぇいぇ P=R C=S H=N  で
そう、レストラン!

マケドニアン民族衣装

私たちのベビーが生まれて早5ヶ月半。
子育て奮闘中の毎日です。
ブログにかきたいことは色々あるけれど、なかなか手がつかな~い(汗汗)
というのが実状ですが(;*´ω`)ゞ
今日はベビちゃんがすっと寝てくれたので、久々の更新です(*´∀`)

もう一年も前のことになりますが、マケドニアで結婚式を挙げた際、
マケドニアの民族衣装も着てみないか?とダーリン。
もちろん返事は、Yes! 着てみた~い!!
ということで、私が民族衣装を着れるようにダーリンが手配してくれました。

初めての体験でわくわく、どきどき♡

ブラウス

まずはブラウスを着ます。腕にまで可愛い刺繍が施してあって素敵です。

重ね着

そして上着を重ねていきます。

タオルを巻いて

その上からタオルを巻いて、まるで着物を着せて頂いているよう。

黒い紐

この黒くて長~い紐を腰にぐるぐる巻いていきます。

帯みたいこんな感じです。

帯

この綺麗な飾り帯、全部手作りなんです!

帯2

こ~んな風に腰につけて、ビーズの飾りもつけます☆☆

アクセサリー

顔周りの飾りも忘れません!腰も頭もじゃらじゃらです♪

完成

完成で~す!

横
腰回りに色々巻いているので、お腹がぽっこり子供みたいです(笑)

後

後ろはこんな感じです。

一度は目にしたことがある、東欧独特の民族衣装。
これまで全然知らなかったのですが、帯を巻いたり、飾りをつけたり、
着るのには結構時間もかかるし、全部着るとずっしりと重いのです!
昔は結婚をした女性は皆この衣装をつけて家事をしていたそうですが、
想像するだけで大変です!

family

今回私に民族衣装を用意して下さったご家族です。
またこの民族衣装は全て右上の奥さんの手作りだそうです!
私の両サイドの可愛い娘さんたちも着付けのお手伝いをしてくれました。
貴重な体験をさせて頂き本当に感謝です☆
ありがとうございました!

子育てあれこれ2

私たちのベビちゃんが生まれてから、今日でちょうど2か月。
とってもとってもよく泣くベビちゃん。
新米ママも新米パパもベビちゃんにふりまわされっぱなしですが、
体重もどんどん増えて元気に育ってくれているようです(o´∀`o)

ふわふわ

この太ももがふっわふわでかみつきたいくらい柔らかいんです♡
そして、最近では、「あ~、う~」
といろんな声が出るようになって、子育ての楽しみも増えてきました。

ところで、マケドニアではおばあちゃんのことを、BABA(ババ)って呼ぶそうです。
私の母は、「え~?!ババ???」
とショックを受けていましたが、
尊敬をこめた言い方で、マケドニアのマンマはババって呼ばれることに
誇りを感じるのだとか。

baby dress

こちらはそんなマケドニアのババが買ってくれたお洋服。
マケドニアでは赤ちゃんの足は裸足にしておいてはいけないのだとか。
みんな”あんよ”がついてます。
でもすぐに大きくなって一か月程で全部パチパチになってしまいました。

baby dress 2

たったの2か月のような、やっとの2か月のような、
振り返れば色々あったな~という感じ。
大変だった出産も今では良い思い出です。

ダーリンは身長187.5㎝、体重115㎏。
マケドニアではごく普通の大きさのようですが、
初めて出会った時の最初の印象は、おっき~い!
それに比べて、私は身長150.5㎝、体重はごにょごにょ㎏。
とにかく、日本でもおチビな私。
妊娠初期は日本人の標準サイズのベビちゃんでしたが、
妊娠が進むにつれてどんどん大きくなり、妊娠中期頃から標準よりも大きなサイズに。
ダーリンいわく、”マケドニアンサイズ”なんだとか。
そして、臨月で正期産に入る37週目に、ベビちゃんの頭が私の骨盤を通れるか
調べるためにレントゲンを撮ったのですが、小柄なママに、大きな赤ちゃん。
ベビちゃんの頭が私の骨盤を自然に通れる可能性は低く
帝王切開をした方が良い、との診断がされました。

一応覚悟はしていましたが、やっぱり不安。
自然に産みたい、という葛藤もありました。
ダーリンもできることなら自然に!という思いが強く、
涙、涙の話し合い。
お医者さんも英語の医学書を用意して、自然分娩の難しさを説明してくれました。
結局、胎児にも母体にも一番安全な帝王切開に踏み切ったのですが、
その時に一番驚いたことといえば・・・
女性の骨盤の形には4タイプあるらしく、私の骨盤はアンドロイド型に近いそうなのですが、
ダーリンはそれを高校の生物で習ったことがあるらしく、また出産にあまり適していない、
ということを知っていたのです*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)!!!
それでダーリンも帝王切開での出産にやっと納得したのでした。
マケドニアでは、そんなことまで高校の生物で学習するんですね。。。

ともあれ元気に生まれてきてくれて、改めてありがとう♡という気持ちです。

baba's

小さくなったベビちゃんの服は、今では日本のババのコレクション、
リアルお人形が着ています(笑)。

子育てあれこれ

私たちのベビちゃんが誕生してから、約一か月半。
覚悟はしていましたが、やっぱり子育てって本当に大変!
もちろん親の都合なんて全く無視で、好きな時に寝て、起きて、泣いて、泣いて、泣いて・・・。
crying baby

赤ちゃんは泣くことも仕事、と思うのですが、
全然泣きやんでくれないと(特に夜中!)、私たちもへとへとです(σ´д`。)
赤ちゃんの泣き声って、すごいパワーがあるんですね。
と、毎日ベビちゃんに振り回されてます。

ところで、マケドニア人の男性は家事や育児に消極的(`‐ェ‐´)、と小耳に挟んだことがあり、
おむつ替えもほとんどしてくれないんだとか・・・
少し不安だったのですが、お互いにすごく望んだ赤ちゃん。
ダーリンは子育てには積極的で、少し安心。
でも、マケドニアと日本では子育ての方法や考え方にも少しずつ違いがあり、
お互いにベビちゃんのことを思えばこそ、意見がかみ合わず衝突することもしばしです。

例えば、こちらのビタミンDドロップ。
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日本の育児書ではほとんど読んだこともなければ、産院や小児科でも聞いたことがなく、
私の母も知らなかったし、私たちに与えたことはない、とのこと。

ビタミンDには骨を強くする働きがあり、食事や日光浴をすることで
皮膚で合成されるのですが、母乳だけではビタミンDが不足してしまうそうです。
そのため欧米ではビタミンDを補うために、この”ビタミンDドロップ”を
新生児の頃から与えるのが常識なのだそうです。
そうはいっても私は聞いたこともない、なんだか得体の知れないドロップ。
本当に与えても大丈夫なのかしら???と悩んでいたところ、
私の母が小児科の先生に相談してくれたのですが、
”ビタミンDは水溶性のビタミンではないので、与えすぎると赤ちゃんのお腹にたまってしまい、
副作用を起こすことがある”のだとか。
ちなみに、市販のミルクにはビタミンDが含まれているので
ミルクで育てる場合は必要ないそうです。
日本では、ビタミンDを与えることのメリットよりも、副作用によるデメリットの方が
大きいので、特別な事情(例えば未熟児で生まれた等)がない限り
一般的には与えないそうです。

幸い私は母乳がよく出てくれるので、母乳子育て奮闘中なのですが、
私や私の兄弟も、ビタミンDドロップなんて飲まずに元気に育ってきたし、
別に副作用を恐れながら与える必要はないのでは、という思いが強くなる一方、
”どうしても与える!”と言ってきかないダーリン。

私たちのやりとりを見かねた母が、またしても別の小児科医に相談してくれたところ、
今度は、”母乳だけではビタミンDが不足してしまうので、用量を守り、与えすぎさえ
しなければドロップを与えた方が良いかも”とのこと。
ダーリンと散々話し合ったあげく、”用量を必ず守る!”という条件のもと、
結局与えることに決めたのでした。
そしてこのドロップは、日本での入手方法が分からないので、
ダーリンのマンマがマケドニアから送ってくれました。

書いてしまえば簡単なことのようですが、この結論にいきつくために
本当に色々悩み、ダーリンとのやりとりにも葛藤がありました。
大事な大事な私たちのベビちゃん。
お互いに初めてで、分からないことだらけの子育て。
元気にすくすく育って欲しい、と願えばこそ意見がぶつかることも多々ありますが、
マケドニアと日本の双方のやり方を尊重し、マケドニアのマンマや私の母の意見も
参考にしながら、子育て頑張っていきたいです。
たくさんの人から愛される子になってね♡

Sleeping baby

Happy New Year 2013

ということで、あっっっっ!という間に2013年になってしまいました!!!

2012年は私にとって変化の年でした。
マケドニアでの入籍に始まり、4月にマケドニアで結婚式、
7月には私の親戚や友人をご招待して日本で結婚式。
そしてそして、12月には私たちのベビーが誕生したのです。

私たちは7月に日本で式を挙げた後、マケドニアで暮らす予定をしていたのですが、
4月のマケドニアでの結婚式の後に私の妊娠が判明。
その後、日本での結婚式の準備のために帰国した私は、
ダーリンとも色々話し合った結果、日本で出産することにしたのです。

出産に合わせて昨年11月にはダーリンンが来日。
2012年12月13日に無事マケドニアン&ジャパニーズの
元気な男の子が誕生したのでした♡

Our Baby

ところで、出産して一週間後に退院すると、世の中はクリスマスモード真っ只中。
そしてあっという間に年末ムード。
退院後ベビーとの生活が忙しすぎて、年越しをゆっくり味わうどころではなかったのですが、
ダーリンから「New year tree を用意したい。」との提案が。
ダーリンにとって初めての日本のお正月。
それもいいかも!と思い、二人で近所のスーパーへ見に行くことに。
ミニチュア門松をみつけ、「どれがいい??」と聞いてみると、
ダーリンはなんだかしっくりきていないご様子。
「こんなんじゃない・・・。」
とのこと。
色々ともめていると、どうやらダーリンの言う”New year tree” とは、
日本でいう、“クリスマスツリー” のことだったのです(*゚Д゚*)!!

そう、マケドニアでは1月7日がクリスマス。
年末からお正月にかけて”クリスマスツリー” を飾ります。
そして1月中はどこに行っても大抵クリスマスの飾りがしてあるのです。
このお正月は私たちのベビーにとっても初めてのお正月。
”New year tree” を飾って、お祝いしてあげたい、というダーリンのためにも、
我が家では12月28日に慌ててクリスマスツリーを引っ張り出して
飾ることにしたのでした(*´艸`*)

そんな訳で、可愛い可愛い我が子と迎えた新年は、
またまた心に残る特別なお正月となりました。
ベビーも誕生し、ますます深まるマケドニアとの絆。
今年も良い一年でありますように!

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A Happy New Year!!!

Macedonian Wedding♪♪ (その2)

Macedonian Wedding (その2)、ということで、いよいよ私たちの結婚式の様子を
ご報告しようと思います。

ダーリンの家は、リボンや風船などで飾り付けされ、
挙式前日には、庭に簡易のテントが建てられました。
挙式の2日前に私の家族も日本から来てくれ、さぁ、準備も万端です。

ところで、前回の友人の結婚式では体験することがなかったのですが、
なんと結婚式はもう前日から始まっていたのです。
夕方ごろから次々と家にお客さんが来て、
あれよあれよ、という間に家の中には納まりきらない人の数。
用意してあった庭のテントへと移動して、宴会(前夜祭?)の始まりはじまり~。

そのうちに音楽隊も到着し、楽しいその音楽に合わせてマケドニアンダンスの始まりです。
この宴会は夜の12時過ぎまで続き、最後にはダーリンの亡きお父様が一番好きだった、
という曲を皆で歌ってお開きになりました。
明日の朝は早いけど、大丈夫かな??と少し心配になっていた私ですが、
とっても楽しそうに、”お父さんの曲”を歌うダーリンの姿を見てなんだか胸が熱くなり、
そんな心配が一気に吹き飛んでしまったのは、私だけの良い思い出です☝

さて、そんな前夜祭に引き続き、挙式当日は朝から大忙し。
通常であれば、花婿は花嫁を実家まで迎えに行きますが、
さすがに日本までは迎えに行けない(汗)。。。とのことで、
私はダーリンの妹の部屋で花婿のお迎えを待つことになりました。
花婿は花嫁さんを迎えるまでに、何か”アクシデント”で花嫁の姿を見てしまっては
いけないのだとか。
当日の朝起きた後は、私たちは別行動で式の準備を進め、一軒家にいながらにして、
お互いにばったり会ってしまわないように、細心の注意が必要でした。

別々に準備をしているので、私は見ることができなかったのですが、
花婿は挙式当日に、自分のゴッドファーザーに髭を剃ってもらうそうです。

一方私は、ブルームメイド(通称)が運んできてくれたWedding Shoes にワインを入れられ、
三度で飲むと、次に変わった小芝居をするように言われます。
ブルームメイドが差し出した靴を履いてみるのですが、首を横に振り、
「これじゃ大きすぎて履けないヮ!」と突き返します。
ブルームメイドは靴の中にコインを入れいて、「これでどう?」ともう一度。
「いいえ、まだ大きすぎるヮ。」と私。
すると今度はお札を数枚取り出して、靴の中に入れ「さぁ!」とブルームメイド。
花嫁は三度目にして「OK!これでピッタリ。」
となり、めでたく靴を履くことができたのでした。

と、こんなことをしていると、部屋の外では、花婿が花嫁を迎えるために、
部屋に通してもらおうとガードマン(私の兄弟)にお金を渡したりしていたようで、
私が靴を履くやいなや部屋のドアが開いて、花婿の元へとガードマンにリードされました。
さて、ようやく花婿に会えて良かった、良かった、と思っていると、
なぜか花婿にビンタするようにと言われ、
訳も分からず言われた通り、出会ったばかりの花婿にビンタをお見舞いしたのでした(笑)。

皆には拍手をされて、痛がる花婿をよそ目に、「えへへ」と笑う私(笑)。
何が何だか分からないまま、こうして私たちは皆に祝福されながら仲良く(?)庭に出て、
恒例の音楽とダンスで庭中を踊りました♪

この後私たちは、音楽隊に先導されながら、町を歩き、教会へと向かいました。

マケドニア正教での結婚式もなかなか面白かったので、
またの機会にご紹介できればと思います。
教会での結婚式を終えた後は、ホテルに向かい、ダンスダンスの披露宴。
ホテルから帰った後は、再びお家の庭で、ダンスダンスの二次会です。
それはそれは、長い長~い一日で、全てが終わった後は、本当にやれやれ・・・
という感じでしたが、
お天気も素晴らしく良く、一日中とにかく踊って、笑って、
とってもとっても楽しい結婚式でした☆

Macedonian Wedding♪♪ (その1)

皆さんこんにちは、久々の更新です。
今日はマケドニア式・結婚式についてご紹介したいと思います。

以前にもお伝えしたように、私は2012年1月20日にマケドニアにて
マケドニア人のダーリンと入籍したのですが、手続き等の関係で、
結婚式は同年4月29日に行いました。

マケドニアの結婚式では、”とにかく踊るよ~!!”
と聞いてはいたものの、なんせ初めての結婚式。
楽しみでもあり、不安でもあり、少しドキドキ。
と、思っていたのですが、ちょうど私たちの結婚式の一週間前に、
ダーリンのお友達が結婚するとのこと。
私たちはその結婚式に招待され、自分たちの結婚式の前に、
マケドニアンウェディングを体験することができたのです!

マケドニアの結婚式は地域によって少しずつ習慣は異なるものの、
古くからの伝統を守り、様々なしきたりがあり、なかなか面白いもの。
ということで、まずはその友人の結婚式についてご紹介します。

まず、結婚式前夜は花婿と花嫁はそれぞれの実家で過ごし、
結婚式当日になると、花婿が花嫁の家まで花嫁を迎えに行きます。
花嫁の家には花嫁の家族、親戚、友人が続々と集まり、とっても賑やか。

門にはガードマン(花嫁の友人、兄弟など)が立ち、
迎えにきた花婿が入れないように門をガードします。
花婿は仕方なくそのガードマンたちにお金を渡し、
ガードマンが納得したらやっと家に入れてもらえるのです。

そして花嫁にめでたく会うことができると、お祝い?のダンスが始ります。
音楽隊が家までやってきて、中でも外でも大騒ぎ。
最後は皆で庭に出て、マケドニアの伝統音楽に合わせてオロとよばれるダンスを踊ります。
ご近所さんも出てきて、その様子を見守ります。

さて、花嫁のお迎えが終わると、一行は車に乗り込み、入籍会場へ。


こちらは入籍式の様子。
その後、教会へ移動し、教会での結婚式。


教会の庭にて写真撮影。
天気も良く、芝生の緑がとっても綺麗♪


そしてこちらがパーティー会場。


シャボン玉に包まれて、新郎&新婦によるWelcome Dance♪♪


そしてそして、こちらがマケドニアンダンスのオロ!
新婦を先頭に、皆で手をつなぎ、まずは一番簡単なベーシックステップで。
ここからは、聞いていた通り、ダンス、ダンス、ダンス。
新婦はほぼ全ての曲で先頭に立ち、ダンスの輪に。。。
ステップも色々あるようで、”きゃ~・・・私にもできるかしらん???”
と、心の中で叫ぶとともに、秘かに覚悟をし始めました(笑)


こちらはブーケトスの様子。皆真剣そのものです。

パーティーは深夜まで続き、長い一日でしたが、初めてのマケドニアン結婚式。
日本の結婚式とは全く違い、とても新鮮。
そして何より、自分たちの結婚式への参考になり、
今日この結婚式に参加できて本当に良かった♡と心から思うのでした。

Happy Easter!

こんにちは、久しぶりの更新です。
しばらくの間結婚後の書類手続き等で日本に帰っていましたが、
4月11日にマケドニアに戻ってきました!

暖かくなったスコピエ市内は、冬の間より陽気になったようで、
たくさんのお店が外のテラス席をオープンし、人々が楽しそう♪♪

ところで、こちらマケドニアでは4月15日がイースター。
日本ではあまり知られていませんが、キリスト教では
実は、クリスマスよりイースターの方が重要な意味を持っており、
人々の間で大切にお祝いされるのです。
私もちょうどマケドニアのイースターに間に合い、ダーリンの家族と
一緒にイースターのお祝いをしました。

夜の12時に間に合うように教会へ行くと、たくさんの人々がろうそくに
火を灯し歌を歌い、キリストの復活を待っていました。
そして12時になると、鐘が鳴り出し、神父様によるお祝いのあいさつ。
人々は持参したイースターエッグを隣の人と割り合います。
その後は家に帰り、ママの手作りイースターのご馳走をいただきました。
”来年のイースターには私たちの子供と、ダーリンの妹の旦那さんが
このテーブルに集いますように”、というママの祈りのうちに・・・
Happy Easter!

マケドニアン バレエ&オペラ ナイト

今日はダーリンとバレエ&オペラのショウに行って来ました!

ダーリンの友達がこのオペラで働いる、と小耳にはさみ、私が「行ってみた~い!!」と
ちょっと言ってみたところ、なんと、彼がとってもいい席を用意してくれたのです♪♪
マケドニアはとても小さな国で、持つべきものは、良い人とのコネクション!
というのがダーリン一家の口癖です。

生演奏に、生オペラ、それに併せてのバレエで、45分。
長すぎることもなく、とっても楽しむことができました。
初バレエ鑑賞のダーリンも飽きることなく楽しんだ様子。
やっぱり、”生”っていいですよね☆

驚きなのが、こちらではあまりカメラ撮影を禁止されないこと。
ショウの途中でも多くの人がフラッシュでパチパチ。
あれ?いいんだ~...という感じでした。

バレエとオペラを堪能した後は、二人でメキシカンレストランへ(*^▽^*)

ストロベリーとオレンジのカクテルと、

楽しげなメキシカンミュージックで乾杯♪♪

でも、分かりますか?
マケドニアのレストランでは、お皿が欠けているなんて当たり前?
のようで、どこへ行っても必ず?お皿やカップが欠けています。

お皿がちょっとくらい欠けていても、お料理がおいしければ問題なし!
ということで、心もお腹も大満足の一夜でした。