マケドニアのイースター

ここマケドニアでは今年は5月1日がイースター。4月29日の金曜日からこの月曜まで、ロングウィークエンドです♪

イースターのカラフルエッグたち

イースターのカラフルエッグたち

マケドニアのイースターエッグは赤く染めるのが基本ですが、最近では他の国の影響もあってかイースターエッグ用のデコレーショングッズがあちこちのスーパーで売られており、卵をカラフルに仕上げる人も増えてきているようです。
毎年お義母さんがイースターエッグを用意してくれているのですが、今年は息子も3歳と大きくなったので、私たちも赤以外のデコレーションにも挑戦してみよう!ということで、いつもお義母さんはイースター用に30個のパックを買ってくるのですが、そのうち半分を私たちがデコレーションするのに分けてもらいました。

まず、4月28日(木)の昼過ぎにお義母さんが卵を赤く染めたのですが、その様子を見ていた息子はその赤い卵が欲しくて欲しくてたまりません。息子の手に卵が渡れば、イースターまでに一体何個の卵が生き残ることやら・・・
必死で触らないように止めるのですが、その様子を見かねた義母さんが「一個だけ」という約束のもと、赤い卵を息子に渡してくれました。
息子は嬉しくて嬉しくて、一日中その卵を持って歩き、まずその日のうちに2個程卵を割っちゃいましたが、お義母さんは息子が泣くから、と新しい赤い卵をその都度息子に渡してくれました(^_^;)。
そしてよっぽど嬉しかったのか、寝る時も卵を握ったまま寝ちゃった息子。卵はその後別のところへ移したのですが、朝起きると、第一声が「僕の卵はどこ?」には思わず笑ってしまいました。

卵といつも一緒

卵といつも一緒

そして4月29日(金)はイースター前の祝日だったのですが、卵のデコレーションはこの日はしてはいけない、とのこと。私たちは30日(土)の朝から卵のデコレーションにかかりました。
実は卵のカラーリングは私もダーリンも今までしたことがなく、説明書を見ながら、あーだ、こーだ、と言いながら始めました。最近ではyou tube で卵の色付けをしている動画が色々あって、息子がそれを見るのが好きで、一緒に見るうちに学んだ知識なんかも利用しながら、やってみるとなかなか面白くて、もっと色々試したくなりました。

イースターエッグ

イースターエッグ

息子は今度は私たちが染めた青い卵が欲しくて、リビングで他のことをして遊んでいても、卵のことが気になって、「卵見に行ってくる~」と言っては卵の置いてある部屋に走っていきます。私たちは「見るだけよ!」といちいち大騒ぎ(笑)
結局青い卵も夕方には一つ息子の手に・・・(;´-`)トホホ

それでもこの土曜日には教会で深夜のミサがあり、今年は息子も一緒に参加したのですが、12時になって神父様が「キリストが復活されました!」と叫ばれると、集まった人々も「キリストが復活されました!」と言い合いながら、持ってきた卵を家族や友人たちとぶつけ合うという儀式があります。息子もやっと、正式に卵を割っても良くなるのです(笑)。

その後家に帰って深夜の食事をして、教会で割った卵を食べます。そして日曜日にはまた食卓を一緒に囲んだ人と卵をぶつけ合います。このイースターの食事は月曜日まで続きます。

卵の頭とおしりをこっつんこ

卵の頭とおしりをこっつんこ

息子はその後もいくつもの卵を持ち歩き、トイレに行く時も、お昼寝する時も、常に卵を握りしめ、そして時々落として割っては新しい卵を調達して、ずいぶんと卵が気に入った様子でした。そんなこんなで落とすと「こらー!」となるのですが、「卵、卵!」と喜んでいる息子の姿が面白くて、とても楽しいイースターになりました。来年のイースターもこうして家族で楽しく迎えられるといいな、と思うのでした。