夏のスツルガ

マケドニアで過ごす夏は今回が初めての私。
前述の通り、私たちはダーリンの故郷スツルガで生活しています。
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スツルガにあるオフリド湖で泳ぐのを私はとっても楽しみにしていました。
この道を渡れば、オフリド湖のビーチへと続きます!
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午前10時から午後5時頃までのスツルガはとっても暑く、日照りもきついため、
泳ぐなら、人が少なく水が澄んできれいな朝7時~10時がベスト!
朝起きて、体力と気力、時間さえあれば、化粧もせずに
日焼け止めだけぱっぱとぬって、水着を着て、ワンピースなんかをぱっとはおって、
タオルを持ってビーチに出かけます。
朝、まだ人の少ないビーチで、アイスコーヒーを飲みながら朝ごはんを食べて、
ちょっとだけ湖で泳ぐのがお気に入りの日課です☝

朝早くに行くと、白鳥もこんなに近くまでやってきます。
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ビーチに来れば、誰かがごはんをくれるのをちゃんと知っているんですね(*´∀`)
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10時を過ぎた頃にはビーチは連日たくさんの人で賑わいます。
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パラグライダーも気持ちよさそう!
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一見穏やかなこの場所から、湖は川へと続きます。
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急に流れが早くなるのですが、ここで泳ぐ人もたくさん!
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そして、橋から川へ飛び込むのもスツルガっ子のお約束。
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この川は、まるで自然の流れるプールのようです。
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川沿いのレストランで食事をするのも気持ちがいいものです。
ただし、オーダーしてから料理が運ばれてくるまで時間がかかるのが
今の私たちにはちょっと痛いのが本音・・・
最初はおとなしくベビーカーに座っていたベビっ子も、
食事をする頃にはもうがまんできなくて、ぎゃーぎゃー。
誰かがベビっ子を抱っこしながら食事をして、
誰かが急いで食事を終わらせ、抱っこ交代って感じです(´_`。)
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そんなベビっ子はというと、残念ながら、0歳児にオフリド湖の水は冷たすぎるとのこと。
湖にはあんよだけ、ちょん、とつけるくらいです。
その代わり、お家のバルコニーで小さなプール(てか子供用のボート(笑))に
ぬるま湯を入れて水遊びを楽しんでます♪
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新たな土地で、新たな生活。
日々大変なこともありますが、スツルガの夏、
まだまだ楽しんでいきたいと思います!

イリンデンデーとベビーのお祝い

マケドニアに来て早一ヶ月。
到着して以来、毎日のようにダーリンの友人に出会ったり、
ベビーのお祝いに来てくれる方があったり、
一ヶ月も経たないうちに、ブルガリアへ二泊三日のプチバカンスへ出かけたり、
と忙しい日々を送ってきました。

ダーリンの普段の生活拠点は首都スコピエ市ですが、
夏は暑すぎて過ごしにくいとのこと。
マケドニアに移ったら、夏の間は湖のある故郷スツルガで過ごす、
というのがダーリンの計画でした。
そのため私たちは、7月中はスコピエ市で過ごしましたが、
8月からはスツルガに移って、ダーリンのお母さんと共に生活をしています。
昼間は首都と変わらずの猛暑。
山間部で標高も高いため、気をつけないと
あっという間に真っ黒になってしまうほどですが、
朝夕はとっても涼しく過ごしやすく、ほっとしています。
それに、何よりもダーリンの家から歩いて5~6分のところに湖があり、
自然豊かで、子供と過ごすにはうってつけの場所なのです。
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さて、前置きが長くなりましたが、今日のテーマはイリンデンデーとベビーのお祝い。
マケドニアでは自分の名前にちなんだ聖人の記念日を、
ネームデーといい、誕生日よろしくお祝いをします。
8月2日は聖イリヤ(エリヤ)の記念日で、私のダーリンのネームデー。
また、1903年マケドニアでは、トルコに対する大規模な独立運動が
ちょうどこの日に勃発したので、その革命はイリンデン蜂起というそうです。
聖人と、革命のどちらも祝してこの日はイリンデンデーとよばれ国民の祝日になっています。

そんなネームデーに何をするかというと、
親戚や友人を家にお招きし、軽食を共にしながら皆でおしゃべりをする、
って感じでしょうか。
キフリという小さなパンや、オリーブ、チーズ、チョコレート等がテーブルに並びます。
ネームデーをお祝いにくるゲストの皆さんは、別の”イリヤ”さん宅へもお祝いに回るので、
それほど長居はせず帰って行くのが通例だそうです。
そしてだいたい夕方ころから出かけるのが普通なのだとか・・・

こちらはダーリンのいとこ一家とのランチの様子↓
(今年のイリンデンデーは金曜日なのでお魚のランチです)
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このネームデーに、誕生からだいぶたってしまいましたが、
私たちのベビっ子も皆さんにお披露目できるということで
故郷でこの日を過ごすことをとても楽しみにしていた様子のダーリン。
私たちの結婚式にも来て下さった、見覚えある方々がぞくぞくとお祝いに来てくれます。
皆さんお洋服やおもちゃ、ブランケットなどベビーへのプレゼントを持ってきて下さいます。
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この日は朝からもちらほらと来客があり、常にどなたかいらっしゃる感じだったのですが、
例に漏れず、本格的にお客さんが来始めたのは、なんと夕方8時を過ぎたころ。
ベビっ子はだんだん眠気がピークに達し、超ご機嫌斜め。
ベビーのお祝いに来てくれたにも関わらず、構わず寝かしてあげてねーという感じ。
10時、11時を過ぎても玄関のベルが鳴り止まず、最後のお客様は12時前。
ベビっ子はとっくに夢の中なのでした。

チョコレートもたくさんいただきました♪
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ところで今日の私はというと、お客様がいらっしゃっても、
何をしていいのか分からず、右往左往。
一緒に座ってリラックスしてていいわよ、と言われるものの何だか落ち着かず。
とりあえず笑顔で挨拶を交わし、その後はベビーのお世話をして・・・るふり?www
なんかでその場をやり過ごし、忙しい一日が終ったのでした。(´エ`;)ホッ
それにしても、こちらの人はこうして集まるのが本当に好きなようですね。
記念日やお祝い事には必ずたくさんの人が集まり、お互いの近況を報告したり、
情報を交換したり、人と人との絆が深いんだな~と思います。
私も言葉が理解できればこのようなパーティーをもっと楽しめるだろうな~。

もう一つ心に残ったイリンデンデーの思い出はというと、
ダーリンのいとこ一家とランチの時のこと。
ダイニングから見えるバルコニーに白い鳩がやってきて、じーっとその場を動こうとしません。
すると、誰が言い出したのが分かりませんが、
ダーリンの亡きお父さんが、ダーリンのネームデーと帰省、そして
ベビっ子のお祝いに来たんじゃないかって。
今までこのバルコニーに鳩がいるところを一度も見たことがなく、
ちょうど皆でランチを食べ始めた頃にやってくるなんて、何とも不思議。
妙に納得してしまい、本当にお父さんが私たちを見守ってくれているような
心温まる思いがしたのでした。
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